エーラス・ダンロス症候群とHSDの会
エーラス・ダンロス症候群とHSDは、コロナ後遺症の併発率が非常に高い疾患です(※1)。最も典型的な症状として、体の関節がやわらかいことがあげられます。エーラス・ダンロス症候群は難病指定が取得できる可能性のある疾患です。また、コロナ後遺症で障害年金や身体障害手帳の支給を断られてしまった場合でも、エーラス・ダンロス症候群の病名で受けられるケースがあります。
この疾患は情報が非常に少なく、日本語では結合組織の脆弱性に関するものにほぼ限定されてしまいます。コロナ後遺症に関連した情報を得るためには、英語の研究論文を検索する必要があります。
また、日本国内では大学病院や大きな病院の医師ですら正しい認識を持ち合わせていない傾向があり、特定の専門医を受診しない限り、診断に辿り着くことはほぼありません。
関節がやわらかい症状に心当たりのある方は、NPO法人過眠症サポートネットワーク「エーラス・ダンロス症候群とHSD」の会に連絡してみてください。


※1 エーラス・ダンロス症候群とコロナ後遺症の関係については、
Ganesh, R., & Munipalli, B. (2024). Long COVID and hypermobility spectrum disorders have shared pathophysiology. Frontiers in Neurology, 15, 1436602.
Logarbo, B. P. (2024). Long COVID and the diagnosis of underlying hypermobile Ehlers-Danlos syndrome and hypermobility spectrum disorders. PM&R, 16(8), 935–937. など参照











