更新日:2025.11.19
自宅でできるセルフケア
コロナ後遺症には明確な治療方法はまだ存在しません。しかし、だからといって何もできないまま、ただ苦しい時間を過ごすのは本当につらいことです。
そこで、①専門家(医師等)が提案していて、②費用がかからず、③副作用等のリスクが少ないものについては安全であると判断し、紹介していきたいと思います。
このページでは後遺症治療で有名なヒラハタクリニックの医師、平畑光一院長が提唱しているセルフケアについて掲載しています。
(引用元は「新型コロナ後遺症」https://www.longcovid.jp/index.html(2025年10月22日閲覧)、平畑光一(2025)『コロナ後遺症~治らない"慢性不調"の正体~』扶桑社)
なお全てを完璧にこなそうとはせず、自分の体調にあった範囲で行うようにしてください。やりすぎると悪化するおそれがあります。
よかったことノート
「天気が良くて調子が良かった」「お得な買い物ができた」「何か食べたらおいしかった」「ちゃんと眠れた」「無理をしないですんだ」といった、日々の中で感じた「うれしかったこと」「よかったこと」をノートに書き留め、何度も見返すという方法です。
「病気ではあるけれど、いいこともある」と自然に思えるようになり、自律神経の「安心・安全モード」のスイッチが入りやすくなることで、回復につながります。
なお、以下の点に注意してください。
・「できなかったこと」「つらかったこと」は絶対に一緒に書かないこと
・「何分歩けた」「今日は〇点だった」などの数値も書かないこと
・「毎日書こう」と無理に頑張らないこと
★ひとりだと続けるのが難しい…という方は、ぜひ掲示板を利用してください!
漫画リハ
「好きなことで、疲れなくて、ホッとできること」を繰り返し行う方法です。便宜上「漫画」と呼んでいますが、日なたぼっこ・音楽鑑賞・動画視聴・プラモデル制作・編み物・カラオケ等でもかまいません。
漫画を使う場合は、「お気に入りの作品」を一冊用意してください(先の展開が読めずハラハラドキドキするような作品では、自律神経が落ち着かないため)。
ブレインフォグがひどく漫画を読むのが難しい場合は、絵を2~3秒眺めるだけでも効果があります。
また漫画以外にも現実から離れる手段として、「ゲーム」も活用できます。ただし、対戦型や激しいアクションではなく、のんびり楽しめるものが理想です。
★新型コロナ後遺症支援会では、今後ゲームのマルチプレイ機能を使った交流会を企画する予定です(例:ポケモンSV ピクニック会、あつまれどうぶつの森 島探索ツアー)。興味のある方はぜひご参加ください!










