理念
更新日:2025.11.19
多様な苦しみに寄り添う支援を目指して
新型コロナ後遺症支援会では、後遺症による体調不良に苦しむ患者と、その家族を支える活動を行っていきます。
コロナ後遺症には、様々な症状があり、その苦しみの形も人それぞれです。寝たきりで体を動かすことが難しい方もいれば、会社や学校には行けるものの、行けてしまうからこそ無理を重ねてしまう方もいます。この会ではこうした多様な状況にあるすべての人の闘病生活を、少しでも楽にできるような支援を目指しています。
後遺症の原因や治療法はいまだ十分に解明されておらず、すぐに回復できる人ばかりではありません。だからこそ「治すこと」だけを目指すのではなく、日々の闘病や暮らしを少しでも楽にできるような支援を大切にしていきます。安心して気持ちを分かち合える場をつくり、信頼できる情報を共有し、理解の輪を広げていくことで、誰もが孤立せずに生きていける社会を目指していきます。
また、当会はすべての人が安心して参加できる場であることを大切にしています。そのため、政治的・宗教的に中立な立場を保ち、特定の思想や信条を広める活動は行いません。会の活動や交流の場では、互いを尊重し合い、誰もが安心してつながれる環境づくりにご協力をお願いいたします。

活動方針
新型コロナ後遺症支援会では、主にこの4つの柱を目標として活動していきます。
①患者・家族の交流の場を作る

コロナ後遺症は、周囲から理解されにくく孤立しやすい病気です。
そこで、当事者が安心して交流できる場を提供する活動を行っていきます。
具体的には、オンライン/オフラインでの交流会、ゲームのマルチプレイ機能を使ったイベント等を開催します。また、このHPには掲示板機能もありますので、こちらもぜひご活用ください(簡単な会員登録が必要です)。
②正確な情報を一元化

現状後遺症に関する情報はインターネット上に散らばっており、情報収集に慣れていない方やブレインフォグの症状がある方は、探すだけでも大変です。
また真偽不明の怪しい情報が出回っていることも多く、何を信じていいのかわからないという方もいるはずです。
そこで、このHPでは後遺症に関する情報を一か所にまとめることを目標としています。出典も記載してありますので、安心して情報収集をすることができます。
③社会保障・医療体制の強化

後遺症になると働くことができず、生活が立ち行かなくなることが大きな問題です。
お金がないと治療を受けることもできず、絶望感・不安感からうつ病を併発してしまうこともあります。障害年金が受給できるケースは限られており、現状社会保障は十分であるとはいえません。
また、後遺症を診療してもらえる病院の数は少なく、体調が悪い中遠方の病院に通うことを余儀なくされたり、長時間待たされたために症状が悪化してしまったりすることもあります。後遺症を診察できる医師の数を増やさなければなりません。
そこで、他団体と協力して署名活動や厚生労働省に対するはたらきかけを行っていきます。
④社会的認知の拡大

コロナ後遺症は未だ社会的認知が低く、特に「倦怠感」という症状からただの疲れと勘違いされ、周囲の理解が得られないことがよくあります。また後遺症の患者を減らすためには、コロナウイルス事態の感染者を減らすことも大切です。
そこで、後遺症の症状や辛さを一般に向けて広く発信し、後遺症に対する偏見や差別をなくしていくとともに、感染対策の強化 を訴えていきます。「コロナ禍」はまだ終わっていません。

















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