新型コロナ後遺症支援会、活動開始!
- 10月17日
- 読了時間: 3分
更新日:11月17日
文責:めいか
会を立ち上げるにあたってご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!
無事HPを公開することができ、第一歩を踏み出せて嬉しく思っております。このサイトの情報が少しでも今苦しんでいる患者の方々の役に立ちますように。これから交流会等様々なイベントも企画していきますので、ぜひご参加ください!
また、本HPに掲載した情報は主にひとりで調べたもののため、誤っていたり、不足していたりする場合があります。もしお気づきの点がございましたら、お問い合わせ欄からご指摘いただけると幸いです。「この情報ものせてほしい」というご意見もお待ちしております!
なお、以下はこの会を企画するにあたり私が考えていたひとりごとです。初心を忘れないように書いてみました。興味のある方は読んでみてください。
私は研究者ではなく、後遺症を治す特効薬を作ることはできません。しかし、後遺症をとりまく社会的問題については一般人でも解決できることがあると思っています。
昔、視力が悪いことはとても大きな障害でした。しかし眼鏡という道具ができ、眼鏡をかけている人を差別することのない社会ができたことによって、現代では視力の低下は日常生活に影響のない小さな障害となりました。また少し前まで、アレルギーは「好き嫌いだ」という偏見から、給食等で無理やり食べさせられ体調が悪化してしまう人がいました。しかし今ではこの偏見は取り除かれ、給食が食べられない場合は家からお弁当を持ってくるという適切な配慮がなされることにより、このようなことはなくなりました。どちらも根本的な原因である「視力の悪さ」「アレルギー症状」は変わっていません。環境によって障害というのは変わるのです(障害の社会モデル)。
コロナ後遺症には特効薬がありません。しかし、環境が変わることにより、今よりも生きやすい社会を作れると信じています。具体的には、在宅勤務やフレックスタイムなど柔軟な働き方を整えたり、休憩や体調に応じて作業量を調整できる仕組みを作ること、公共施設や交通機関での配慮、情報へのアクセスをわかりやすくすること、さらに障害者手帳や訪問支援などの制度を活用すること、そして現在はわざわざ遠くの病院まで行き、何時間も待たなければ診てもらえない後遺症の診療を、近所のかかりつけ医で受けられるようにすることなどです。こうした環境や制度の工夫によって、症状そのものは変わらなくても、日常生活や社会参加のしやすさを大きく改善することができます。
これらすべてを今すぐにひとりで行うことはできませんが、この会での活動を通じて後遺症の認知を広げ、社会問題として扱ってもらえるようにすることを目指したいなと考えています。
と、ちょっと壮大すぎる夢を語ってしまいました。とりあえず直近では掲示板や交流会を開催して、同じような悩みを持つ人とつながり、仲良くなれたらうれしいなと思っています。後遺症患者は世界で約4億人もいるそうです。ひとりではなく、みんなで戦っていきましょう!











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